純粋くんと西田はかせ ⋆ 第一話 ⋆
※この記事はMESONで実施中のApple Vision Pro 1ヶ月記事投稿チャレンジ2/18の記事となります。過去に公開された記事も併せて読んでね!
前日2/17の記事はこちら:【レビュー】Apple Vision Proの個人的に面白かった音楽系アプリ3選
🐤 こんにちは!MESONのCreative director、えんちゃんと申しまっす! つい先日、Apple Vision Pro専用アプリ、SunnyTuneをローンチしました!🥳 うぇい!
アプリのダウンロードはこちらから:Apple App Store
このアプリはインテリアのように部屋に配置して使います。普段の生活のふとした時に今日の天気を感じる事ができちゃいます。おっと今日は風が強いのね~洗濯どうしようかな?そんな感じ。またこの風の音や雨音が気持ちよくて癒されちゃうんですよね🌦 SunnyTuneのある生活をぜひ体感してほしい!
はい、
かたや私は自分のことをコンセプチュアライザーとも呼んでいます。コンセプトをつくることをいちプロダクト開発における役割ではなく、技術やデザイン、会社の戦略、社会の問題、また歴史に紐づくフィロソフィーなどある種、枠を外して越境横断する地図を広げて旅する「見立て人」だと思ってます🚶
MESONにおける活動も、
MESONのフィロソフィー、ブランド戦略
Spatial Computing Lab(現状は主にAIの研究開発)
西田研(哲学、デザインなどを通し、人とデジタル情報の関係を探求する)
Apple Vision Pro MAKERS(SunnyTune、Apple Vision Pro アプリの開発)
こんな感じ。
でね、今回 🌦 SunnyTuneの開発を通してApple Vision Proに何が見えたのかを少し語りたいと思うの。
私がApple Vision Proに求めていたのは「全人類をあまねく空間コンピューティングにシフトさせる」こと。で、そのためにはデジタルデバイスから「操作」を消して、誰でも普段通りの生活をしていればコンピューティングもできちゃう世界。ようは学習コストがゼロの世界なんだよね。
でね、面白いのは、Apple Vision Proがこれを叶えられるとしたら、テックリテラシーという前提のない爺さんと婆さんのほうがむしろ一足飛びで未来に行けちゃうんだよね。
技術革新(するという意識)の狭間でもがき苦しんでいるのはむしろ私たち開発者の方なんだ。新しい技術が出るたびにスペックを比較し、便利かそうでないか、恥ずかしいかどうか、現実的かどうか、ユーザー体験的にどうか、なんていうどうしようもない既成概念の枠に閉じこもってしまう。そういうの捨てろやって思うんだよね。
前提を捨てろ!体験したままを味わえ!
だから私は漫画を描きました。主客合成猫「純粋くんと西田はかせ」です!どうぞ!
西田はかせ「できたぞー!」バチバチ!主客合成猫、純粋くんが誕生する・・・
西田はかせ「さぁさぁ!純粋くん、これは何だい?!」
純粋くん「なんだよ、スキーゴーグルか?」
西田はかせ「じゃあかぶってくれ(ワクワク)!なにかぁみえるかい?」
純粋くん「んーなんか画面がいっぱい浮かんでるよ」
西田はかせ「な!な!すごいだろ?」
純粋くん「何が?」
西田はかせ「えーと、なんだろ・・・歩いてみて!」
西田はかせ「な!な!この部屋に情報が浮かんでるのっさ!」
純粋くん「へぇー、でどうすればいいの?」
西田はかせ「ネットで検索したり、そうだね動画みてよ!」
純粋くん「おー!これは善デイヤ主演の名作ドラマ、ユーフォリアじゃん!」
西田はかせ「へっへー!だろ!」
純粋くん「いいよねこのドラマ」
西田はかせ「いやちがくてこんな大きなスクリーン、部屋に置けないでしょ普通!」
純粋くん「うん、いや置きたいとは言ってないけどね」
西田はかせ「言ってないだろうけど、すごいじゃん!ないけどあるんだよ!?」
純粋くん「ないけどあるっちゅうか、あるじゃんそこに。見えてるんだから」
西田はかせ「だ・か・ら!実際にはないんだよ!」
純粋くん「実際ってなに?」
西田はかせ「もういやゴーグルはずしてみて」
純粋くん「はい」
西田はかせ「ほら、ないでしょ!」
純粋くん「うん、だから?」
西田はかせ「ゴーグルかけたときはあったでしょ?」
純粋くん「うん、あったよ」
西田はかせ「すごくない?!」
純粋くん「え!どういうこと?ゴーグルかけたら見えるもんなんでしょ?」
西田はかせ「うん」
純粋くん「善デイヤみたいときはかけるからいいよ別に」
西田はかせ「そうなんだけど!」
純粋くん「え、まって!何が言いたいの?」
西田はかせ「もういいや・・・善デイヤみたいときそれつかってね」
純粋くん「うん、え?なに?ぼく何かした?」
西田はかせ「いや、なんでもない」
純粋くん「ちょっとちょっと何?きになっちゃうから!」
西田はかせ「きみが気になってないからなの!」
純粋くん「え!」
西田はかせ「えーと、え!」
二人「ふぅうえ!」
はい、
コンセプトをつくるって、開発において目指すべき到達点をつくるようなイメージがあると思うよね。わたし自身もプロダクト開発においての見立て人と言っているだけあって、この言葉だけ聞くとどこか全体をきれいにまとめて成形するようなイメージがありますよね?
それはそれで間違いではないのですが、きれいにまとめる前の白紙の状態から、全体をカオスに描く工程さえ、つくる、もしくは見つける必要があるのです。ふひぃー!!チベット仏僧の砂曼荼羅のよう・・・
「純粋くんと西田はかせ」で言いたかったのは、まずApple Vision Proは単にみんなを驚かすような新しい技術であり、その新しい価値に値段をつけて売っているというものではないということ。
私たちが貯金をはたいて購入するのは「Appleのフィロソフィー」です。
フィロソフィーを前にしたら、Apple Vision Proは大型ディスプレイに代わるもの!とか、ノートPCに代わるもの!なんていうスペックの話なんてどうでも良いんですよ。
Apple Vision Proが当たり前にある生活をイメージしてみてください。 何が変わります?それは誰もがリテラシーに悩まされないイージーな生活ですか?
大切な誰かとの関係を無下にしないことだったりします?
信じられるものが実は自分の中にあることを見つけられることですか?
コンセプチュアライザーとして生きる頭の中で私は、こんな感じで毎日けたたましく健やかにすごしております。
今に生きる私たちの選択が、今後100年の人類をつくるともいえますからね。ニーズニーズ騒いでないで、そこにある信じられるものをRefind(再発見)して生きていきまっしょい!きっとこれが今の私のメッセージなのかも、今の私をよろしくね!
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